ニュース
社会
作成日：2008年9月16日_記事番号：T00010251
省道の橋りょう、40カ所緊急補修へ
台風13号（アジア名、シンラコウ）の影響で后豊大橋（台中県）の橋げたが落下した事故を受け、道路行政を担当する交通部公路総局は15日、老朽化した橋りょう40カ所を対象とする緊急補修計画を明らかにした。16日付蘋果日報が伝えた。
このうち、交通量が多い省道１号、３号、７号、８号、28号だけで問題個所が26カ所にも上ることが分かった。交通部は５年以内に160億～180億台湾元（約527億～593億円）を投入して補修工事を進める計画だ。
問題の40カ所の半数が土砂流出で橋げたの土台部分が露出しているほか、災害による破損個所、老朽化による耐震能力不足などが指摘されているという。
公路総局は昨年末、今年から６年間で問題個所の補修を進める計画をまとめていた。毛治国交通部長は15日夜、補修工事を５年以内に完了し、予算に関しては来年から３年に分けて計上すると方針を示した。后豊大橋に関しては15億6,000万元を投じ、今月24日に補修工事を発注する。
