ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

陳前総統の資金洗浄疑惑、検察が年内立件に自信


ニュース 政治 作成日:2008年9月16日_記事番号:T00010256

陳前総統の資金洗浄疑惑、検察が年内立件に自信

 
 陳水扁前総統のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑を捜査している最高検察署特別偵査組(特捜部)は15日、担当検察官が出席して異例の記者会見を開き、年内に捜査を完了できるとの見通しを示した。検察官の一人は「立件できなければ、頭を下げて辞任する」と不退転の決意を強調した。16日付聯合報が伝えた。
 
 捜査はシンガポールの裁判所が司法協力に同意し、陳前総統の長男の妻の黄睿靚容疑者らが保有する銀行口座の資料が入手できる見通しとなり、進展が期待されている。広報担当の陳雲南検察官は「捜査は既に中盤から後半に差しかかっている。年内立件は問題はないと思う。その方向で努力したい」と述べた。
 
 捜査関係者は、陳前総統一家がシンガポールからスイスに送金した2,100万台湾元(約6,900万円)に不法所得が含まれるとみている。これまでの調べで問題の資金が台湾から香港、シンガポールを経てスイスに送金された資金の流れが明らかになりつつあるという。