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液晶TV価格が大幅安、各社業績に影響


ニュース 家電 作成日:2008年9月16日_記事番号:T00010271

液晶TV価格が大幅安、各社業績に影響

 
 液晶テレビの値引き競争が続き、今年末から来年の春節(旧正月)にかけての商戦では37インチで2万5,000台湾元(約8万1,000円)以下、42インチで3万元以下という価格が常態化する見通しだ。42インチフルハイビジョン仕様でも4万元を切りそうだ。このため、奇美電子(CMO)、明基電通(BenQ)などは利益確保が難しい状況に追い込まれている。16日付電子時報が伝えた。

 業界関係者は「液晶テレビ価格は急落しており、台湾メーカーの製品の場合、37インチの価格が昨年末の3万元余りから2万3,000元以下にまで下落している。下げ幅は30~40%に上る」と話した。

 業界内には値下げ戦略は短期的な販促キャンペーンであり、価格は再び値上がりするとの楽観論もあるが、景気低迷で値下げ以外に販売量を伸ばす方法がないのも現状だ。

 売れ筋の32インチは価格がメーカーのコストぎりぎりの1万6,000~1万8,000元まで下落しており、さらなる値下げは困難な状況だ。ただ、37、42インチとの価格差が縮小しており、需要が大型機種にシフトする可能性が大きい。