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作成日:2008年9月17日_記事番号:T00010279
外国人向けサービス、日本語ホットラインもお目見え
台湾に住む外国人が生活上の諸問題を解決するための無料相談窓口、「外国人在台生活諮詢服務熱線(外国人居住者生活相談ホットライン)」は、フリーダイヤル(0800-024-111)の24時間サービス。ビザや居留、出入境、仕事、教育、税務、健康保険、交通などさまざまな問題を取り扱う。
内政部移民署の統計によると、現在台湾に居住する外国人は56万人で、そのうち日本人は約1万5,000人だ。台湾を訪れる日本人が増え需要が高まっていることから、05年7月から開設されている中国語、英語に加え、この8月から新たに日本語ホットラインが加えられた。
移民署が中華電信と提携して提供しているこのサービス、05年の利用件数はわずか5,768件だったが、その後急激に増えて06年には2万6,416件、07年には3万5,583件に。08年は1~8月だけですでに3万9,270件、毎月平均約5,000件にも上っている。
中華電信によると、同ホットラインで最も多いのは生活情報に関する問い合わせで、75.49%を占める。その他は統一証号(ID)関連(12.42%)や、国籍・帰化問題(4.45%)など。
寄せられる相談は千差万別で、「部屋の中に現れたヘビをどうすればよいか?」「鍵を家の中に置いたまま外出してしまった」「湯沸かし器が壊れてお湯が出ない」など日常のちょっとしたトラブルから、「高速道路で車が故障してレッカー車を呼ぼうとしたら2,400元かかると言われたが、いま2,200元しか持ち合わせがない」という差し迫ったケースもあったとか。ちなみにこの相談には、ホットラインの係員がロードサービスと交渉の末、レッカー代を1,500元に値切って解決したという。