各国・地域で新型コロナウイルスの水際対策の緩和が進む中、王国材・交通部長は8日、交通部観光局が策定した海外旅行客の入境に関するガイドライン（指針）案は、▽台湾入境2日以内のPCR検査の陰性証明、▽ワクチンの3回接種、▽団体旅行ツアーの参加──などを求める内容で、中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）の承認を待っていると説明した。9日付中国時報が報じた。
陳・衛福部長は、水際対策緩和の時期について、感染状況がピークの2分の1や、3分の1まで減少して以降という意見が出ていると語った（行政院提供）
指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部（衛福部）長は、ビジネス客優先で緩和する方針は変わらず、入境後の外出制限「居家検疫」を3日、その後の「自主健康管理」（公共の場所への出入り自粛など）を4日とする「3＋4」へと、短縮する可能性が最も高いと述べた。
交通部民用航空局（民航局）が、航空会社の乗組員に対する帰台後の「3＋4」の措置を、「0＋7」に短縮することを提案しており、20日にも開始するとの観測について、指揮センターの荘人祥・報道官は、専門家会議の検討は完了しており、実施の詳細や時期の承認待ちだと指摘した。
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