ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

株式市場で信用取引残高急減、決済不能が続出


ニュース 金融 作成日:2008年9月17日_記事番号:T00010304

株式市場で信用取引残高急減、決済不能が続出

 米金融不安の拡大を受け、16日の台湾株式市場は加権指数が295ポイントも続落し、15、16の両日で下げ幅は8.98%に達した。時価総額にして1兆4,200億台湾元(約4兆6,500億円)が吹っ飛んだ格好だ。台湾株式市場では信用取引の残高が急減しているほか、決済不能となるケースが続出している。
T000103041

 
 17日付自由時報によると、株式の信用取引残高は近年で最低水準となり、15日に71億元、16日には140億6,000万元が減少した。投資家が相次いで損切り売りに動いていることを示している。

 また、信用取引で決済不能に陥った売買契約は16日だけで4億8,900万元に達した。このうち、リーマン・ブラザーズの台湾法人が2億8,800万元を占めた。リーマン以外にも決済不能額が1億元を超えた金融機関もあり、市場での決済資金不足が深刻化している。

 なお、17日の台湾株式市場は、前日のニューヨーク市場が値を戻したことを受けて、前日比44.28ポイント(0.77%)高となり、加権指数の終値は5,800.87ポイントで引けた。