ニュース 商業・サービス 作成日:2022年7月13日_記事番号:T00103578
コンビニエンスストア最大手、セブン-イレブンなどを傘下に抱える食品最大手、統一企業(ユニプレジデント・エンタープライゼズ)の羅智先(アレックス・ルオ)董事長は12日、世界経済の動向について、▽新型コロナウイルス、▽ウクライナ情勢、▽インフレ──が一度に発生するような事態はいまだかつてなく、2008年の世界金融危機(リーマンショック)より深刻な状況だと述べた。原材料価格高騰は戻る兆しはなく、新型コロナにも終わりはなく、悲観どころではなく、意気消沈だと語った。13日付経済日報などが報じた。
羅・董事長(右)は12日、統一超商のセブン-イレブンのアジア1万店目となる亜万店のオープンセレモニーで、テープカットを行った(12日=中央社)
羅・董事長は、世界金融危機の影響は金融業が中心だったが、今回は民生にも及んでおり、本当にひどいと語った。世界有数の穀倉地帯であるウクライナにロシアが侵攻、異常気象も加わって、今年は大豆、小麦、トウモロコシやパーム油などの価格が大幅に上昇し、コスト圧力が高まっていると指摘した。
羅・董事長は、値上げして消費者が喜ぶはずはなく、どうやってコストを価格に反映させるかが課題だと指摘した。石油や石炭などのエネルギーは価格が上昇しても買わないわけにはいかず、中間業者がしわ寄せを受けていると語った。
セブン2万店も視野
統一超商(プレジデント・チェーンストア)が展開するセブン-イレブンのアジア1万店目となる亜万店が12日、台南市安平区でオープンした。亜万店の店名は、アジア1万店から名付けた。統一超商のセブン-イレブンの店舗数は、▽台湾、約6600店、▽フィリピン、3200店、▽中国上海市、158店、▽浙江省、40店──。
羅・董事長は、台湾のセブン-イレブン出店は続行し、(セブン-イレブンの711にちなみ)次は台湾での店舗7110店が目標だと語った。さらに1万店、1万5000店、2万店を目指すと述べた。
統一超商が11日発表した6月の連結売上高は、前月比0.7%増、前年同月比17.9%増の239億5000万台湾元(約1100億円)で、2カ月連続で過去最高を更新した。
ユニスタイル台北2号店か
統一集団は、書店・雑貨チェーン大手、誠品信義旗艦店(台北市信義区)が入居するビルを7社共同で所有している。23年末の賃貸契約期限後、契約を更新しないとのうわさについて羅・董事長は、誠品信義旗艦店は営業中で、協議する時期ではないと述べた。
市場では、誠品信義旗艦店が撤去すれば、隣接する統一時代百貨(ユニスタイル)台北店が2号店を出店するとの観測も浮上している。
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