国際原油価格が最近大幅に下落していることを受けて、台湾中油が20日行ったガソリンおよびディーゼル油の値下げによって、価格が昨年10月の水準まで戻った。20日付工商時報などが報じた。
今回の値下げ幅はガソリンが１リットル当たり1.6台湾元、ディーゼル油が同1.8元。新価格は、▽オクタン価95無鉛ガソリン、１リットル29.7元（約99.2円）▽オクタン価98無鉛ガソリン、同31.2元▽スーパーディーゼル油、同26.4元──となった。
また、台塑石化（フォルモサ・ペトロケミカル）も同様の値下げ幅で追随し、▽オクタン価92無鉛ガソリン、１リットル29.0元▽オクタン価98無鉛ガソリン、同31.3元▽スーパーディーゼル油、同27.0元──とした。
液化石油ガス（ＬＰＧ）の値下げは行われず、消費者文教基金会（消基会）は、中油に対し速やかに値下げを行うよう呼び掛けた。
