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台北市のパン店、メラミン含有の誤発表で販売急減


ニュース 食品 作成日:2008年9月23日_記事番号:T00010418

台北市のパン店、メラミン含有の誤発表で販売急減

 
 中国・三鹿集団(河北省石家荘市)の有害物質メラミン入り粉ミルクを使用していると台北市衛生局が当初発表した台北市のパン・ケーキ店では、その後実際には未使用だと判明したにもかかわらず、売り上げが大幅に減少している。23日付蘋果日報が報じた。

 御之香麺包(羅斯福路一段)では、従来は1日2万~3万台湾元(約6万6,000~10万円)の売り上げがあったが、発表後は5,000~6,000元まで落ち込んだ。

 中国文化大学の大新館(延平南路)近くにある烘焙王食品では、早朝5時30分から午後3時まで営業しても3,000元分、100個さえ売れないという。

 巧芝西点麺包(呉興街)は売り上げが70%減少した。以前は1日に大入りの小麦粉2袋を使用していたが、現在では1袋分で作っても売れ残るという。

 パン・ケーキの業界団体、コウ餅商業同業公会(コウはこめへんに羔)の紀光成理事長によると、メラミン入り粉ミルク事件の影響で、売り上げは平均で4割減少しており、100万元単位の赤字が出た店もある。中秋節(14日)の季節定番商品、月餅(げっぺい)も在庫が減らない状態だと指摘した。