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9月下旬DRAM契約価格、16%を超える大幅下落


ニュース 電子 作成日:2008年9月23日_記事番号:T00010428

9月下旬DRAM契約価格、16%を超える大幅下落


 9月下旬のDRAM契約価格は、16%を超える大幅下落となり、過去1年で最大の下落幅となった。10月も継続して下落するとみられており、川上のチップメーカーは依然苦しい経営状況が続く。域内DRAM契約市場最大のサプライヤー、南亜科技の白培霖スポークスパーソンは、「市況は混沌としており、価格がいつ反発するかは今のところ見えない」と語った。23日付経済日報が報じた。

 集邦科技(DRAMエクスチェンジ)によると、9月下旬のDDR2チップオファー価格は、512MB(メガバイト)が16.64%下落の0.72米ドル、1GB(ギガバイト)が19.2%下落の1.44米ドルなり、共にDDR2発売以来最低価格を記録した。

 川上のチップ価格で下落圧力が続いていることから川下のモジュール価格も同時に下落が続いている。9月下旬のDDR2モジュール平均価格は、1GBが14.5米ドル、2GBが29米ドルの過去最低価格を記録した。

 DRAM業者によると、力晶半導体(PSC)やエルピーダメモリなど大手メーカーが相次いで減産を宣言する中、今回の契約価格は5~10%の下落にとどまると予想していたが、これを大きく上回る下落幅に、市場では驚きの声が上がっているという。