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腎臓結石の無料検査、「騒ぎすぎ」に批判


ニュース 社会 作成日:2008年9月24日_記事番号:T00010438

腎臓結石の無料検査、「騒ぎすぎ」に批判

 
 有害化学物質のメラミンを含む中国製乳製品をめぐる騒動が、台湾にも飛び火する中、行政院衛生署は23日、メラミンが含まれている可能性がある中国製乳製品を摂取した市民を対象に同署傘下の公立病院で無料検査を実施すると発表した。しかし、医療関係者の見方は「騒ぎすぎだ」と冷ややかな目で見つめている。

 24日付聯合報によると、三峡恩主公病院泌尿器科の王炯医師は「成人が摂取する飲食物は多様で、乳幼児のように粉ミルクが主食ではない。成人ならば水さえ飲めば、0.5ミリ以下の結石は体外に排出される」と指摘した。

 また、台北新光医院泌尿器科の黄一雄医師も「今回の毒粉ミルク事件で市民はパニックになりすぎだ。注意が必要なのは乳幼児であって成人ではない」と述べた。

 両医師は衛生署が腎臓結石の無料検査を決めたことについて、「市民の不安を増大させ、医療資源を浪費するものだ」と批判した。