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兆豊系ファンド、リーマン・ショックで解約相次ぐ


ニュース 金融 作成日:2008年9月24日_記事番号:T00010442

兆豊系ファンド、リーマン・ショックで解約相次ぐ

 
 兆豊国際投信傘下の投資ファンド「兆豊国際宝鑽基金」のポートフォリオに経営破綻(はたん)した米リーマン・ブラザーズの投資商品が含まれていることが分かり、投資家による解約が相次いでいる。23日までの解約額は60億台湾元(約200億円)に上り、運用規模は260億元前後まで減少した。24日付経済日報が伝えた。

 兆豊国際投信の陳忠憲総経理は23日、保有していた資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)を一時的に兆豊国際商銀に転売したため、宝鑽基金のポートフォリオにリーマンの投資商品は含まれていないと説明し、「慌てて解約する必要はない」と騒動の火消しに乗りだした。

 しかし、一連の動きは兆豊国際商銀の株主には不利で、兆豊金融控股の株価下落には歯止めがかかっていない。

 兆豊国際投信によると、宝鑽基金はリーマンの中長期債券と台湾の債券を組み込んだ投資商品18億7,800万元相当を販売していた。