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正隆、設備投資は紙器工場中心に


ニュース その他製造 作成日:2008年9月24日_記事番号:T00010453

正隆、設備投資は紙器工場中心に

 
 景気後退と工業用紙市況の低迷を受けて、製紙大手の正隆紙業は今年、投資額の大きい工業用紙工場の新設は控え、紙器工場に資本支出を振り向ける意向だ。24日付工商時報が報じた。 

 同社の今年の資本支出規模は約8億台湾元(約26億4,000万円)で、2億~3億元を台湾の既存工場の設備更新に使い、3億~4億元でベトナムと中国アモイに紙器工場をそれぞれ1基ずつ設置する。両地の紙器工場の月産能力は共に600万平方メートルで、今後市場の需給動向を見つつ900万平方メートルまでの拡張を視野に入れている。ベトナムでは2基目の紙器工場となる同工場は2009年第3四半期の生産開始を予定する一方、アモイ工場は現在用地を探している段階で、生産開始の時期は未定だ。

 製紙最大手の永豊餘造紙も設備投資に慎重になっており、中国での新設備稼働計画を再検討すると共に、台湾では当面新たな投資は行わない構えだ。