宏達国際電子（ＨＴＣ）は23日、米検索最大手グーグルが主導して開発した、新ＯＳ（基本ソフト）「アンドロイド」搭載のスマートフォン「Ｇ１」を、グーグルおよび米通信キャリアのＴ－モバイルＵＳＡとの３社共同で発表した。
24日付工商時報によると、業界ではＴ－モバイルが第４四半期に受け付ける予約台数は40万～50万台に達すると観測されており、同社では今後の予約台数は150万～200万台に上るとしている。ＨＴＣへの売上貢献は、第４四半期は70億元、来年は最低180億元が見込まれている。
Ｇ１は米国では10月22日より、Ｔ－モバイルとの２年契約を条件に179米ドルで発売される。11月には英Ｔ－モバイルが発売し、欧州の他の国では来年以降に発売される予定だ。
Ｇ１の登場により、市場では、今年上半期にほとんど新機種の発表がなかったノキアやソニー・エリクソン、モトローラなどの大手携帯電話メーカーが刺激を受けるのではないかという観測も出ている。
