ニュース 商業・サービス 作成日:2022年9月6日_記事番号:T00104604
百貨店最大手、新光三越百貨の呉昕陽・総経理は5日、1〜8月の売上高が前年同期比約20%増加し、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年の水準を上回ったと説明した。特にブランド品の販売が増加し、客単価が上昇しているほか、インフレで値上げを予期した駆け込み需要がみられると述べた。2023年の売上高目標830億台湾元(約3800億円)達成に自信を示した。6日付経済日報などが報じた。
呉・総経理は、防疫保険(いわゆるコロナ保険)の保険金を手に入れ、百貨店で買い物する消費者もいると指摘した(5日=中央社)
新光三越は20年売上高が808億元で過去最高、昨年売上高は797億元だった。
経済部の統計によると、百貨店業界の1〜7月売上高は前年同期比20%増の2021億元で、▽スーパーマーケット、2.6%増、▽コンビニエンスストア、4.2%増、▽量販店、4.5%増──より伸び幅が大きかった。呉・総経理は、新型コロナ域内感染が拡大し、防疫レベルが第3段階(レベル3)だった昨年6〜7月が最もつらかったと語り、「百貨店業界は最悪の時期を脱した」と指摘した。
新店舗、年末開業へ
台北市大安区の新たな複合商業ビル「ダイヤモンド・タワーズ」の新店舗について呉・総経理は、12月末にオープンする予定と明かした。入居テナントは9割以上決まっており、8月から内装工事を進めている。
新光三越の主管は、小売店が75%、飲食店が25%、半分以上が初出店などのブランドで、台湾で唯一の店舗もあると明かした。
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