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和碩と鴻海、株式交換説を否定


ニュース 電子 作成日:2008年9月24日_記事番号:T00010461

和碩と鴻海、株式交換説を否定

 
 華碩電脳(ASUS)傘下でパソコンの受託生産を手掛ける和碩聯合科技(ペガトロン)は23日、同社が鴻海精密工業と株式交換による資本提携を検討しているという前日の経済日報の報道を強く否定した。24日付蘋果日報が伝えた。

 和碩の童子賢董事長は「当面は内部の団結努力が急務で、株式放出はあり得ない」とした上で、「同業の資本参加は望んでいない。さもないと分社化した意味があいまいになる」と述べた。

 和碩は華碩が年初に分社化する形で発足したが、依然として華碩が全額出資しており、投資銀行などからは分社化の意味を疑問視する声も上がっていた。

 これについて童董事長は、「分社化は独立採算の受託生産専門メーカーをつくることが目的で、将来的にはパソコンだけでなく、事業の多角化を進めたい」と述べた。

 一方、華碩電脳の広報担当も「現在はっきりした株式放出計画はない」と否定。鴻海精密の広報担当も「報道内容はメディアによる創作で事実無根だ」と記者名を名指しして不快感を示した。