ニュース 電子 作成日:2022年9月14日_記事番号:T00104730
鴻海科技集団(フォックスコン)と合弁で、インドで半導体の製造事業を手掛ける新会社を設立予定のベダンタが13日、インド北西部のグジャラート州政府と、半導体工場設置などに関する提携覚書(MOU)を締結した。28ナノメートル製造プロセスを採用した半導体工場を2年以内に設置する計画だ。総投資額は1兆5400億ルピー(約2兆8000億円)。鴻海は、インドでの電気自動車(EV)生産に向け、半導体を現地調達できる体制を整える。14日付経済日報などが報じた。
鴻海とベダンタは今年2月に、インドでの半導体製造事業の合弁会社設立に向け、提携MOUを締結した。鴻海が子会社を通じて1億1870万米ドル出資し、株式の40%を取得する。
グジャラート州アフマダーバードに、半導体の製造工場とパッケージング・テスティング(封止・検査)工場、第8世代のパネル工場を建設する。
ロイターによると、べダンタはアフマダーバードの用地405ヘクタールを、99年間無料の条件で借り受けた。水や電力は20年間、優遇料金が適用される。
半導体の製造工場の生産能力は発表していない。観測によると、第1段階では12インチウエハー工場を設置し、28ナノで生産する。投資額は60億〜80億米ドル。
インド半導体市場19%成長
グジャラート州は、ナレンドラ・モディ首相の故郷だ。モディ首相は就任前に、同州の首相を務めていた。モディ首相は今年6月、インドを訪問した鴻海の劉揚偉・董事長と会見。ツイッターで、半導体などの生産能力をインドで拡大しようとする鴻海の計画を歓迎すると表明していた。
インドのアシュウィニ・バイシュナウ電子・情報技術相は、半導体製造分野での自立を目指すモディ首相のビジョンに沿ったプロジェクトだと指摘した。
インドの半導体市場は、2021年の272億米ドルから、26年には640億米ドルへと、年平均成長率(CAGR)19%が見込まれている。
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