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作成日:2008年9月25日_記事番号:T00010480
スペインが太陽エネ産業への補助拡大、昱晶・緑能に恩恵
太陽エネルギー産業への補助を強化するスペインで24日、太陽光発電所の建設を対象とする新たな補助の拡大案が発表された。これにより現在太陽電池の生産能力では域内最大を誇り、太陽光発電領域に積極的に投資を行う昱晶能源(ジンテック・エナジー)、および同国発電所で自社製薄膜太陽電池の応用が決まっている緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)が恩恵を受けるとみられる。25日付経済日報が報じた。
ドイツに次ぐ太陽エネルギー需要国であるスペインでは先ごろ、来年の補助総額は300メガワット(MW)分にとどまり、産業発展が抑えられるとの懸念が出ていた。しかしスペイン政府は同日、来年の補助額を500MW分に引き上げると発表した。
また海外の報道によると、今年で太陽エネルギー産業への補助が終了する米国下院でも同日、180億米ドルを投じて措置の延長が決議されたもようで、今後、同国での需要が増加すれば、益通光能(イートン・ソーラー)、茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)、合晶科技(ウエハーワークス)、中美矽晶電子(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ)など同国での展開を進めている域内メーカーに恩恵が期待される。