ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国製粉ミルク、中台で検査結果に相違


ニュース 食品 作成日:2008年9月25日_記事番号:T00010485

中国製粉ミルク、中台で検査結果に相違

 
 中国製粉ミルクに有害化学物質メラミンが混入した事件で、台湾の行政院衛生署は中国の乳製品メーカー「山東都慶」から輸入したコーヒーフレッシュからメラミンが検出されたと発表したことについて、中国国務院台湾事務弁公室の李維一報道官は24日、中国側の検査でメラミンが検出されなかったと強調した。25日付自由時報が伝えた。

 李報道官は「山東都慶の設備は正常で、品質管理システムも有効なもので、管理記録もしっかりしており、安全上のリスクは発見されなかった」などとして、台湾側の検査結果に疑問を提起した。その上で、問題の製品の主成分はブドウ糖エキスでたんぱく質の含有量に関する基準もないため、業者がメラミンを混入させることはあり得ないとの考えを示した。

 これに対し衛生署は、「検査結果は国際的に信頼されており、台湾の検査に問題は絶対ない」と反論し、中台間で見解が食い違う事態となっている。

 また、山東都慶から原料となる乳製品を輸入していたコーヒー飲料大手の金車集団(キングカー)も、中国側が検査したとの同じ製造月日の乳製品から微量のメラミンが検出されたと指摘した。