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奇美電、湖北・四川に液晶TV一貫工場


ニュース 家電 作成日:2008年9月25日_記事番号:T00010494

奇美電、湖北・四川に液晶TV一貫工場

 
 奇美電子(CMO)が、液晶ディスプレイ受託生産世界最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)、および2位の唯冠国際(プロビュー・インターナショナル)と協力し、中国湖北省と四川省にパネル後工程モジュール(LCM)と液晶テレビ組み立ての一貫工場を設立する。25日付経済日報が伝えた。

 現在、冠捷と唯冠は共に中国の内陸市場を開拓しており、両社の湖北と四川の拠点を利用するものとみられる。

 奇美電は沿岸部の寧波(浙江省)と南海(広東省)に2大生産基地を構えているが、許春華業務副総経理は「中国の液晶テレビ市場の成長潜在力は高い。地域ごと市場が分かれているため、ブランド力と流通が大きな力を持つ。生産だけでなく内需市場を開拓するために、現地のブランドとの協力が必要だ」と意気込みを語った。

 今月初め、瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)と韓国LGディスプレイ(LGD)が提携して蘇州で液晶テレビを生産し、友達光電(AUO)も同じ明基友達グループ企業である佳世達科技(Qisda)の液晶テレビ部門を合併すると報じられた。奇美電のケースも、パネル業界の再編の流れを反映したものとみられている。