行政院金融監督管理委員会（金管会）銀行局の統計によると、８月のクレジットカードによる決済総額は1,141億台湾元（約3,800億円）と、６月の1,345億元から204億元減少した。25日付工商時報が伝えた。
クレジットカードの流通枚数は前月比６万枚減の3,510万枚で、銀行関係者によると、今年に入ってから毎月10万枚のペースで減少していたが、７～８月は特に多く、２カ月で約35万枚の減少となった。
しかし、直近６カ月以内に決済記録のある有効カード枚数については、７月の1,982万枚から1,985万枚に増加している。これについて工商時報は、銀行側が消費額のないカードについては、次年度から年会費を徴収するなどの措置を取り始めた結果、退蔵カードの割合が減少したと分析している。一方銀行では、キャッシュバックやガソリン代割引など、実質的な優待を増やしたことが有効カード枚数の増加につながったとみている。
