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公定歩合3.5%に、5年ぶり利下げ


ニュース 金融 作成日:2008年9月26日_記事番号:T00010512

公定歩合3.5%に、5年ぶり利下げ

 
 中央銀行は26日、前日の理監事会決定に基づき0.125%の利下げを実施した。世界的な金融危機を受け、資金の流動性を高めることが目的で、利下げは2003年6月以来、5年3カ月ぶりのこととなった。25日付経済日報などが報じた。
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 調整後の新利率は、▽公定歩合、3.5%▽担保付融通貸出利率、3.875%▽短期融通貸出利率、5.75%──。

 また、債権を担保として中央銀行から資金を調達できる還売条件付債権(RP)取引の対象を、あらゆる証券会社や保険会社にまで広げ、期間を30日から180日に拡大した。これにより短期的な資金不足解消が期待できる。中央銀行が保有する融資可能な資金は1兆2,000億台湾元(約4兆円)に上るもようだ。

 彭淮南中銀総裁は、「台湾経済は成長スピードが減速しているが、後退している訳ではない」と強調した。