ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

デル「LEDノート来年8割に」、台湾業界に恩恵


ニュース 電子 作成日:2008年9月26日_記事番号:T00010531

デル「LEDノート来年8割に」、台湾業界に恩恵

 
 デルは25日、「当社ノートパソコン(ノートPC)製品への発光ダイオード(LED)バックライト採用率を2009年末までに80%、10年には100%に引き上げる」と宣言した。これにより域内LEDメーカーが恩恵を受けるとみられ、LEDパッケージング大手、億光電子(エバーライト・エレクトロニクス)の劉邦言スポークスパーソンは、「大手メーカーが率先してLEDバックライトを採用することは、LED産業にとって極めて大きなプラス効果をもたらす」と歓迎している。26日付蘋果日報が報じた。
T000105311

 
 劉氏によると、現在LEDバックライトを採用しているノートPCはほとんどが低価格ノート(ネットブック)で、コスト問題から一般ノートPCへの採用率は決して高くない。しかしデルが積極導入を宣言したことで普及が加速するとみられ、調査機関LEDinsideは、採用率の09年予測を21.8%から29.8%に、10年予測を40.9%から60.3%まで大幅に上方修正した。

 拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり)の林意珊アナリストは、「来年は白色LED価格が25~30%下落する」と予測しており、デルだけでなく宏碁(エイサー)も2年以内に100%採用を目指すと宣言していることから、「来年の採用率はさらに上方修正される可能性もある」と指摘した。