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歌林が破綻、11月に上場廃止へ


ニュース 家電 作成日:2008年9月29日_記事番号:T00010553

歌林が破綻、11月に上場廃止へ

 
 大口顧客米シンタックス・ブリリアン(SBC)の破綻(はたん)で経営難に陥った家電大手の歌林(コリン)は26日、台北地裁に民事再生手続きと資産保全を申請した。8月末時点の負債総額は154億6,400万台湾元にドル建ての2,270万米ドル(7億2,800万元)を加えた161億9,200万元(約535億3,000万円)。

 歌林は今年で創業45周年を迎える老舗の家電メーカーだが、今年に入り液晶テレビ事業で提携しているSBCの経営破綻で約60億元の売掛金の回収に見通しが立たなくなり、一気に経営危機に陥った。8月以降相次いで不渡りを出したのに加え、密接な関係にあった三菱電機が今月中旬に派遣役員2人を引き揚げるなど、孤立無援状態となっていた。歌林は11月6日で上場廃止となる。

 業績悪化を事前に察知した劉啓烈董事長ら経営陣によるインサイダー取引疑惑も信用失墜に拍車をかけた。