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石化業界、15年ぶりの大規模減産


ニュース 石油・化学 作成日:2008年9月30日_記事番号:T00010577

石化業界、15年ぶりの大規模減産

 
 石油化学業界各社はこのほど、販売不振や台湾中油の第5ナフサ分解プラントの稼働再開が遅れていることなどから、高雄県の仁大(大社郷)、林園(林園郷)の両石油化学工業団地で約30社が一斉に大規模な減産に入った。30日付経済日報が伝えた。
 
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 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)が29日、高密度ポリエチレン(HDPE)プラントの稼働停止に踏み切ったほか、今回減産に踏み切ったのは、台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)、李長栄化学工業、台湾スチレンモノマー、国喬石化(GPPC)、中国人造繊維(CMFC)、東聯化学(OUCC)などで、エチレン派生物の減産幅が特に大きい。石油化学メーカー各社の下期業績にも影響を与えそうだ。

 台湾中油石油化学事業部の段啓洸執行長は、「今回の減産は過去15年間でも珍しいものだ」と話した。

 台湾中油は第5ナフサ分解プラントの定期点検を29日までに終える予定だったが、在庫調整のため、操業再開を10月9日に延期した。