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台湾大哥大、次世代光ケーブル網整備へ


ニュース 電子 作成日:2008年9月30日_記事番号:T00010583

台湾大哥大、次世代光ケーブル網整備へ

 
 台湾大哥大(タイワン・モバイル)は、固定電話事業の強化を目指し、次世代光ケーブル網整備に向けた調達に着手した。まずIPバックボーン・ネットワークの整備を進め、ネットワーク管理システム、次世代同期デジタルハイアラーキー(NGSDH)、家庭内基地局(フェムト基地局)の融合を進める。30日付工商時報が伝えた。
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 同社は光ケーブル網の整備に向けた設備投資規模を明らかにしていないが、中華電信の1,300億台湾元(約4,233億円)を大幅に下回る200億元前後とみられる。

 固定電話網や交換機などネットワーク管理システムはノキア・シーメンス、ヒューレット・パッカード(HP)などが受注機会を狙っている。NGSDHに関しては、既に台湾大哥大傘下の台湾固網と取引関係にある中国の華為技術が関心を示している。

 家庭内基地局は3Gの携帯電話ネットワークを通じたインターネット接続に使われるもので、当初は3,000台を調達する。既にノキア・シーメンス、NEC、アルカテル・ルーセントがサンプルを提出し、受注競争を繰り広げている。

 南北の基幹光ケーブルは、台湾高速鉄路(高鉄)の線路に敷設することで設備投資を抑える。