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UMC、減損処理で赤字転落へ


ニュース 電子 作成日:2008年10月1日_記事番号:T00010610

UMC、減損処理で赤字転落へ


 聯華電子(UMC)は1日、会計基準の変更に基づき、子会社株式など金融資産の含み損32億2,000万台湾元(約106億円)を減損処理すると発表した。同社は第3四半期に本業で12億~14億元の利益計上を見込んでいたが、減損分の計上で最終利益は赤字に転落することが確実になった。1日付工商時報が伝えた。

 会計基準によれば、保有株式の過去半年の平均株価が取得コストを下回った場合、含み損を減損処理しなければならない。

 同社が減損処理した保有株式の内訳は、矽統科技(SIS)の26億6,000万元を筆頭に、京元電子(KYEC)が2億4,000万元、思源科技(スプリングソフト)が2億元となっている。今年5月以降の株価急落が大きく影響したが、同社は「現金損失ではないため、運転資金やキャッシュフローには影響がない」と説明している。