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猫空ロープウエーの支柱下に大穴、1カ月運休


ニュース 運輸 作成日:2008年10月2日_記事番号:T00010625

猫空ロープウエーの支柱下に大穴、1カ月運休

 
 台北市南部の観光スポットとして人気の猫空ロープウエーで1日、支柱下部の土壌が流出しているのが発見され、台北市政府は1カ月間の運休を決定した。2日付蘋果日報が伝えた。
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民進党の市議会議員らは実際に穴に入って大きさをアピールした
(1日=中央社)
 
 現場の台北市文山区では台風15号の影響で土砂崩れが多発していたが、台北市政府は台風通過後も安全に問題はないとして、ロープウエーの運行を続けていた。しかし、1日の現地調査でケーブル支柱1本の下部に深さ3メートル、直径4メートルの穴が開き、支柱の基礎部分が露出しているのが見つかった。発見した民進党市議によると、穴は人が10人入るほどの大きさだったという。

 郝龍斌台北市長は同日、「初期判断ではロープウエーは安全とみられたが、住民の不安もあり、1カ月の運休を決めた。専門家による安全確認後に運転を再開したい」と述べた。市当局は支柱は岩盤に支えられており、表土が流出しても埋め戻せばよく、安全性に問題はないと説明している。

 これに対し、消費者団体は運休決定が遅すぎるとして、市当局の安全管理体制に疑問を投げかけている。