華碩電脳（ＡＳＵＳ）は７日、低価格ノートパソコン（ネットブック）「Eee PC」シリーズの最新ハイエンドモデル、Ｓ101を発表した。薄さ18ミリ、デザインに高級腕時計やイブニングバッグのイメージを取り入れた。色使いもこれまでのパステル調から落ち着いた色使いで高級感をアピールする一方、価格は１万9,988台湾元（約６万2,900円）からと低価格を実現し、業界を驚かせた。８日付工商時報などが伝えた。
「Eee PC Ｓ101」はディスプレイが10.2インチで、インテルのプロセッサー、Ａｔｏｍを搭載、記憶装置はソリッドステートドライブ（ＳＳＤ）の32ギガバイト（GB）版と64GB版を用意し、ＯＳ（基本ソフト）はウインドウズＸＰまたはリナックスを採用。新技術「エクスプレス・パス」でウインドウズの起動は30秒以内、シャットダウンは10秒程度で行える。平均25デシベルの静音を実現し、パームレストが熱くならず使用者に不快感を与えない特徴をアピールする。
Eee PCシリーズは昨年10月に初登場して以来、１年で10モデル以上を発売、400万台以上を出荷している。Ｓ101の日本発売は11月中になるもようだ。
