ニュース 公益 作成日:2023年3月23日_記事番号:T00108077
経済部水利署の旱災中央災害応変中心(干ばつ中央災害対応センター)は22日、▽新竹県市、▽苗栗県、▽台中市、▽彰化県北部──の給水信号を「青(正常)」から「緑(注意喚起)」に変更した。「黄(減圧給水)」より2時間短い夜間減圧給水を午後11時~午前5時に実施する。台南市に続き、高雄市も30日、給水信号を「黄」から「オレンジ(減量給水)」に引き上げる。中南部の水不足が深刻化している。23日付聯合報などが報じた。
給水信号(水利署リリースより)
経済部水利署の頼建信・署長は、交通部中央気象局の予報によると、春雨が降る兆しがあるが、不確定要素が多く、早めに節水対策を強化すると説明した。
▽新竹県市、▽苗栗県、▽台中市、▽彰化県北部──の夜間減圧給水は、節水効果1%以上と予測した。工業園区などに入居する企業に対しては、総量で5%の節水を呼び掛ける。
高雄市は30日から、一般家庭は午後10時~午前6時の減圧給水を継続する。水の使用量が1日当たり1000立方メートル超の大口使用者は、工業は259戸、工業以外は605戸で、プール、洗車、サウナなどは259戸。それぞれ5~20%給水量を減量する。また、大口使用者に対し10%の節水を求め、未達の場合は、水道を閉栓し、使用水量を減量する。
高雄市の生活用水の取水源、高屏渓は一部、川底が見えている(22日=中央社)
台南市の給水信号は3月1日から「オレンジ」、嘉義県市は「黄」が灯っている。
曽文ダム、貯水率11%
南部に水を供給する台湾最大のダム、曽文ダム(嘉義県)は、23日午前9時現在で貯水率が11.3%に低下している。既に一部のダム底が姿を現し、まるでゴルフ場のような状態だ。
王美花・経済部長は、5月末までの乾季の間、水を安定供給できるよう準備していると述べた。
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