英総合不動産サービスの第一太平戴維斯（サビルズ台湾）の統計によると、台湾で45社がホテルを建設中または計画中で、今後3年で星付きホテル28軒が開業する予定だ。新型コロナウイルス収束で国際的な人の往来が回復する中、台北市では、3年以内にホテル10軒が完成予定で、西鉄ホテルグループの「ソラリア西鉄ホテル台北西門」は今夏開業する予定だ。24日付経済日報が報じた。

　サビルズ台湾によると、建設中または計画中のホテルの客室数は7752室。今後3年で星付きホテルは117軒から145軒まで増え、客室数は20％増加する見込み。うち半数が海外のホテルブランドだ。

　台北市では今後3年でホテル10軒がオープンし、客室数が2512室増える見込みだ。海外のホテルブランドは、▽ハイアットホテルズ＆リゾーツの最高級ブランド「パークハイアット」と「アンダーズ」、2024年開業予定、▽フォーシーズンズ・ホテル、25年開業予定──のほか、▽「ハイアットセントリック」、▽インターコンチネンタルホテルズグループ（IHG）の「インターコンチネンタル」と「ゴールデンチューリップ」、▽相鉄グループの「相鉄グランドフレッサ台北西門」──などが開業する予定だ。

　「パークハイアット」と「アンダーズ」は、大陸建設（コンチネンタル・デベロップメント）が台北市信義区に建設中の高層ビル「ザ・スカイ台北（TST）」に入居する予定だ。大陸建設が南京東路五段に建設中の「鐫萃」には、「ハイアット・セントリック」が入居し、サービスアパートメントも併設する予定だ。

台中に新ホテル4軒

　台中市で今後3年以内に完成予定のホテルは、▽インターコンチネンタル、▽天成飯店集団（コスモスホテルグループ）の「天成丰閣（コスモスブティック）」、▽「アンダーズ」、▽マリオット・インターナショナルの最高級ブランド「JWマリオット」──の4軒で、客室数は800室以上。

　台中市の「アンダーズ」に個人で投資している大手デベロッパー、興富発建設（ハイウェルス・コンストラクション）の鄭欽天・総裁は、新北市金山区や高雄市の「ハイアットリージェンシー」にも投資している。

　今後5年でデベロッパー主導のホテルは15軒、うち台北市で14軒開業する見込みだ。

【セミナー情報です】

経営者が踏み出す、かんたんDXワークショップ。業務アプリを手軽に作成して顧客情報を一元管理。4月26日開催。検索は「ワイズ、一元管理」。

【セミナー情報の詳細はこちら】

https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/108124.html