ニュース 政治 作成日:2023年5月12日_記事番号:T00108921
国防部は12日、11日午前6時~12日午前6時に台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ32機、艦艇4隻が活動し、うち軍機13機が台湾海峡の中間線やその延長線上を越えたり、防空識別圏(ADIZ)に侵入したのを確認したと発表した。偵察・攻撃型無人機(ドローン)「彩虹4」が南東の防空識別圏に侵入し、台湾の周りを時計回りに半周するように飛行した。中国軍ドローンによる半周飛行が確認されたのは9日ぶり。
11日の中国軍機の飛行経路。茶色がドローン「彩虹4」(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は4500機以上で、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計1761機となった。
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