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ロボットカフェが大人気、テーマ喫茶ブームの兆し


ニュース 社会 作成日:2008年10月16日_記事番号:T00010911

ロボットカフェが大人気、テーマ喫茶ブームの兆し

 
 子供時代の一番楽しかった思い出といえば、男の子なら車やロボットのおもちゃ、女の子なら人形で遊んだことではないだろうか?大人になっても童心に戻ることのできるテーマ喫茶店「ロボット・ステーション・カフェ」がいま大人気だ。台中市西区の閑静な住宅街の中にあるにもかかわらず、毎月の売上高は80万台湾元(約247万円)を超えるという。

 店長の張国珍氏(35)は、もともと日本ブランド専門服飾店のオーナーだった。商売に行き詰まった31歳の時、全くの素人だったが飲食業への転業を決意。友人の喫茶店で半年間修行の後、ロボットカフェをオープンした。

 服飾業での教訓から「特色がなければすぐ淘汰されてしまう」と語る張氏は、日本のテーマレストランを参考に、自分の好きなロボットで勝負に出た。店内には、自分が長年コレクションしていた百体以上に上るブリキのおもちゃやロボットだけでなく、自らが制作したロボットやフィギュアを飾った。屋根の上の220センチのガンダムの大型ロボットは、1カ月半かけたタイ製の特注品で、店の看板になっている。

 開店当初はお客もなく、「コーヒーを入れる練習ばかりしていた」という張氏。しかし1年半ほど経つと、珍しいロボットをテーマとした装飾やメニューがブログで紹介されるようになり、あっという間に人気が広まった。ネットや携帯カメラの好きな10代、20代の女性客が最も多いとか。

 初期投資わずか70万元の喫茶店が、今では毎月売上高80万元、利益22万元を超える大当たり。張氏は目下、別のテーマ喫茶店を計画中。台湾でも個性的な喫茶店がブームになる時代がやってきたようだ。