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作成日：2007年6月20日_記事番号：T00001097
威宝電信、累積赤字77億元に
第３世代（３Ｇ）携帯電話の威宝電信（ビボテレコム）はきょう20日、累積赤字77億台湾元余りを計上した決算を株主総会で承認する見通しだ。同社の累積赤字は資本金の半分以上に達しており、8月にも50億元の増資を行う。20日付経済日報が伝えた。
同社は来年第２四半期までに黒字転換を果たしたいとしているが、今年は通年で40億元の損失を計上する見通し。携帯電話業界では、各社とも３Ｇ事業で苦戦が続いている。免許料やネットワーク維持費だけで１社当たり年間20元のコストがかかるとされ、厳しい経営環境が続きそうだ。
威宝の許勝雄董事長は、「市場開拓段階にあり、今年の損失計上には心理的準備ができている」と述べた。
