ニュース 電子 作成日:2023年8月16日_記事番号:T00110576
JPモルガンによると、AI(人工知能)需要の急増で、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の先進実装(パッケージング)技術、チップ・オン・ウエハー・オン・サブストレート(CoWoS、コワース)生産能力は予想よりもハイペースで拡大しており、2024年末までに月産能力は2万8000枚〜3万枚に達する見通しだ。JPモルガンは、ファブレスの半導体メーカーや、完成品メーカーの間で、CoWoSは20〜30%の供給不足に陥っていると指摘した。16日付工商時報が報じた。
JPモルガンによると、今年のCoWoS需要量の6割をグラフィックスプロセッサー(GPU)大手の米エヌビディアが占める。TSMCは、エヌビディアの生成AIや大規模言語モデル(LLM)向けGPU「H100」を180万〜190万セット生産する見通しだ。24年には、エヌビディアが必要なH100の410万〜420万セットを生産できるとみられる。
TSMCは今年6月、新竹科学園区(竹科)竹南科学園区(苗栗県竹南鎮)で、先進封止・検査工場「AP6」を稼働した。魏哲家・総裁は当時、桃園市龍潭区の先進封止工場「AP3」でもCoWoS生産能力を拡充すると表明していた。
UMCも先進実装
先進実装技術では、TSMCのCoWoSに対し、聯華電子(UMC)は24年下半期(7〜12月)にシリコンインターポーザー月産能力が5000〜6000枚に達するとみられる。
日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)のチップ・オン・ウエハー(CoW)や、アムコーのチップ・オン・サブストレートも一定の生産能力があるが、H100のような新製品への採用は難しく、A100やA800など旧モデルに採用される見込みだ。
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