太陽電池大手の昱晶能源科技（ジンテック・エナジー）が23日発表した第１～３四半期の業績は、▽税引前利益、19億台湾元（約55億7,000万円）▽１株当たり税引前利益、12.74元▽粗利益率、19％──だった。同３項目が上場・店頭公開する業界大手３社で最高の成績となり、「３冠王」を達成するとアナリストは予測している。24日付経済日報が報じた。
９月売上高は前月比で20％以上も成長し、22億2,200万元となった。第４四半期は単月で30億元の大台に乗る可能性もありそうだ。
昱晶は今後の見通しも明るいとみており、その理由として、▽手元資金が100億元以上と豊富▽来年の契約価格は３％の下落にとどまる▽来年の生産目標600メガワット（MW）分を既に受注した──の３点を挙げた。
茂迪科技（モーテック・インダストリーズ）発表の第１～３四半期の業績は、▽税引前利益、18億3,200元▽１株当たりの税引前利益、７元▽粗利益率、15.45％──。益通光能（イートン・ソーラー）は未発表だが、粗利益率は17～18％と予測されている。
