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訪台観光客400万人突破、円安で日本人は回復遅れ【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2023年9月14日_記事番号:T00111149

訪台観光客400万人突破、円安で日本人は回復遅れ【図表】(トップニュース)/台湾

 交通部観光局は13日、今年400万人目の訪台外国人旅行者が入境したと発表した。今年通年目標は、新型コロナウイルス流行前の2019年の50%に当たる延べ600万人で、達成率は67%。うち日本からの旅行者は53万2000人、コロナ前の35%にとどまった。14日付自由時報などが報じた。

/date/2023/09/14/00tourist_2.jpg行政院の鄭・副院長(右2)や王・交通部長らが13日、今年400万人目の訪台旅行者となった韓国からの金睿元さんを台北松山空港で出迎えた(観光局リリースより)

 行政院の鄭文燦・副院長は、7月21日に訪台旅行者300万人を迎えてからわずか53日で400万人に達し、通年目標は早期達成が可能と述べた。

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 1月~9月12日の訪台旅行者は、香港・マカオが77万4709人で最も多く、日本の53万1973人に次いで、韓国が43万3923人だった。

 香港・マカオと韓国、東南アジア、欧米からの旅行者はいずれもコロナ前の50%以上まで回復した。特に、▽ベトナム、▽タイ、▽シンガポール、▽マレーシア──は80%以上だった。

体感5割のコスト増

 日本人旅行者は、コロナ前の35%にとどまった。

 旅行最大手、雄獅旅行社(ライオントラベルサービス)入境部の李広才・副総経理は、物価上昇で、台湾の宿泊料金や飲食料金が20〜30%上昇した上、円安元高で、日本人にとって訪台旅行のコストは50%上昇したと指摘した。/date/2023/09/14/311corona_2.jpg

 円安元高を受け、1〜7月の訪台日本人旅行者は延べ40万人だった一方、訪日台湾人旅行者は220万人で、5倍以上だった。コロナ前の2.3倍より差が拡大した。

観光署に昇格

 中国人観光客については、新型コロナ水際対策撤廃後も、中国以外の第三地の居住者を除き、受け入れを再開していない。

 交通部観光局は15日、観光署に昇格する。王・交通部長は、松山空港の旅客数はコロナ前の80%、桃園国際空港は70%まで回復しており、今年の延べ600万人、2024年の1200万人の目標達成は問題ないと語った。

 

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