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グロリアアウトレットが2号店計画、高鉄嘉義駅近くか【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2023年12月4日_記事番号:T00112545

グロリアアウトレットが2号店計画、高鉄嘉義駅近くか【図表】(トップニュース)/台湾

 屋外型アウトレットモール、華泰名品城(グロリアアウトレット)は、南部で2号店を計画していると説明した。高速鉄路(高鉄)嘉義駅そばの特定区に入札しており、来年2月に結果が出る予定だ。4日付工商時報が報じた。

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 台湾に大型アウトレットは8店あり、特に鉄道駅近くの店舗の業績が良い。

 高鉄嘉義駅周辺は、企業の工場建設で就業者が1万人を超えている他、阿里山や国立故宮博物院南部院区(故宮南院)など外国人に人気の観光地があり、年間1200万人の観光客が訪れる。

 グロリアアウトレットは2015年12月に高速鉄路(高鉄)桃園駅そば(桃園市中壢区)で開業した。提携クレジットカードは発行していないが、会員は現在63万人で、うち17%はVIP会員だ。会員の売上高構成比は50%以上。

 アフターコロナで、台湾人の海外旅行が増える一方、東南アジアなどの観光客の訪台が増えており、2023年売上高は、前年比16%増の120億台湾元(約560億円)となり、過去最高を更新する見通しだ。

 グロリアアウトレットは、来年は観光客の増加や、スポーツブランドや高級品ブランドの出店拡大で、売上高130億元を目指すと説明した。

会員制度で囲い込み

 アウトレット市場が飽和に近づく中、各社は会員制度で囲い込みを図っている。

 三井アウトレットパーク(MOP)の会員は現在68万人。23年売上高は、▽台湾林口(新北市林口区)、▽台中港(台中市梧棲区)、▽台南(台南市帰仁区)──の全3店で180億元以上となり、前年の170億元を上回る見通しだ。

 来年は、三井アウトレットパーク台湾林口の第2期開発計画として、新北市の林口国際媒体園区(林口メディアパーク)で、一部店舗がオープンする見通しだ。三井アウトレットパーク台南の第2期計画にも着工する予定だ。

 百貨店最大手、新光三越百貨が昨年1月にオープンしたアウトレットモール、SKMパークアウトレッツ高雄草衙は現在、会員12万人。会員の売上高構成比は38%で、来年は50%に上昇する見通しだ。今年1月以来の売上高は前年同期比23%増加した。23年通年では36億元に上る見通しだ。

 

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