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23年新車販売予測47.5万台、和泰汽車が上方修正【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年12月8日_記事番号:T00112647

23年新車販売予測47.5万台、和泰汽車が上方修正【図表】(トップニュース)/台湾

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は7日の業績説明会で、市場全体の2023年の新車登録台数は47万5000台と予測した。6月、10月に続いて予測を引き上げた。実現すれば、過去18年で最高となる。和泰汽車は、来年は(半導体など部品不足による)納車遅延が一段落し、前年をやや下回ると説明した。8日付経済日報などが報じた。

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 和泰汽車は、年末で購買意欲が高まり、市場全体の23年12月の新車登録台数は4万〜4万2000台と予測した。1〜11月の新車登録台数は43万3826台だった。

 和泰汽車は、来年の市場全体の見通しと自社の販売目標は例年、春節(旧正月、2024年は2月10日)連休後の2営業日目に発表すると説明した。

 自動車業界で、一部ブランドは既に今年の販売目標を達成しているようだ。既に購入申し込みがある新車の納車は24年第1四半期(1〜3月)まで続く見込みで、24年初めは新車登録台数の好調が続く見通しだ。

人気車種は供給不足

 和泰汽車は、納車待ちがトヨタ1万9000台、レクサス4400台で計2万3400台あり、人気車種は供給不足が続いていると説明した。

 6月に新モデルを発売したトヨタの最高級ミニバン「アルファード」は購入申し込みが4000台以上で、納車まで3年以上かかる。8月に新モデルを発売したレクサスの高級ミニバン「LM」は納車まで2〜4年待ちで、トヨタに割り当て台数を増やすよう掛け合っている。

 10月に発売した台湾生産小型スポーツ用多目的車(SUV)「ヤリスクロス」は購入申し込みが7000台以上。台湾生産小型商用車「タウンエース」は納車待ちが9000台以上で、残業で生産を急いでいる。

 トヨタ車の生産を担う国瑞汽車の年産能力は18万台だ。

 和泰汽車の劉松山・協理は、ブランド別の23年販売目標は▽トヨタ、13万台、▽レクサス、3万台、▽日野、1万台──で、合計17万台と説明した。

 トヨタとレクサスの1〜11月の新車登録台数は前年同期比9.8%増の14万4522台で、市場シェア33.3%だった。12月は1万3000台余りの予測だ。

 和泰汽車は、12月28日〜来年1月1日に台北市の南港展覧館1館で開催する自動車の国際展示会、台北新車および新能源車特展(台北オートショー)で、トヨタの水素燃料電池(FC)システムを搭載したカエタノ・バス社の低床バス「H2.シティゴールド」を展示する予定だ。

 

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