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毒ヘビから抗がん剤、成功大と台湾大が共同開発


ニュース その他製造 作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011274

毒ヘビから抗がん剤、成功大と台湾大が共同開発

 
 成功大学と台湾大学の医学部はこのほど、台湾の山中に生息する毒ヘビからの抽出物による抗がん剤の開発に成功し、30日には行政院国家科学委員会で米アンチェン・ファーマシューティカルに特許使用権を認める契約を結んだ。31日付経済日報が伝えた。

 開発された抗がん剤は「RDタンパク」と呼ばれ、既に日米などで特許を取得している。毒ヘビから抗がん剤を開発したのは世界初で、発売後には毎年300億台湾元(約894億円)の市場規模を見込む。

 アンチェンへの特許使用権許諾に伴い、今後5年間をかけ、5億米ドルを投じて臨床試験を実施する。

 RDたんぱくは遺伝子技術で毒性を除去したマライマムシから抽出され、がん細胞の骨への移転を抑制する効果があるほか、目の黄斑変性症や骨粗鬆(そしょう)症にも有効であることが分かっている。