ニュース 電子 作成日:2023年12月14日_記事番号:T00112752
外電の報道によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の2ナノメートル製造プロセス「N2」は、アップルが2025年に発売するとみられるスマートフォンのiPhone17シリーズ(仮称)のハイエンド機種、iPhone17プロに採用されるようだ。TSMCは先日、アップルやエヌビディアなど数社の大口顧客に対し、N2プロトタイプのテスト結果を提示したとされる。順調にいけば、アップルの自社開発プロセッサー、アップルシリコン「A19」が初の2ナノ製品となる見通しだ。14日付工商時報などが報じた。
劉・董事長(左2)は13日、半導体やAI、ネットゼロ(温室効果ガス排出量実質ゼロ)技術をテーマに討論する「2023年行政院科技顧問会議」の開幕式典に出席した(行政院リリースより)
TSMCの劉徳音(マーク・リュウ)董事長は13日、メディアの取材に対し、顧客は技術と品質を重視していると自信を示した。
TSMCは先日、25年に2ナノの量産を開始する予定と説明しており、iPhone17シリーズの発売時期と合致する。
業界関係者は、iPhone15プロシリーズの「A17」とMacの「M3」にTSMCの3ナノが採用されており、アップルはTSMCとの協力を続けるとの見方を示した。
サムスン電子は、2ナノを値下げしてTSMCから大口顧客の受注を奪おうとしているが、アップルはTSMCを選んだようだ。
米ダルトン・インベストメンツのアナリストは、サムスンの2ナノはゲームチェンジャーとなり得るが、サムスンの製造プロセスの移行がTSMCより優れているかは疑わしいと指摘した。
2ナノは、TSMCとサムスン以外にインテルも開発中だ。
24年市場、「健全に成長」
TSMCの劉・董事長は13日、24年の半導体市場は健全な成長が見込めるので、安心してほしいと語った。
魏哲家・総裁は先週、24年は不確定要素があるものの、人工知能(AI)の応用拡大で、チャンスに満ちた1年になるとの見方を示していた。
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