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王品集団が1万人規模の忘年会、ボーナス最高17.6カ月【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2023年12月15日_記事番号:T00112774

王品集団が1万人規模の忘年会、ボーナス最高17.6カ月【図表】(トップニュース)/台湾

 設立30周年を迎えたレストランチェーン最大手、王品集団は14日、春節(旧正月、2024年は2月10日)を前に、台湾の企業グループの先頭を切って、1万人規模の尾牙(忘年会)を開催した。陳正輝・董事長は、今年の業績は飲食業界の最高で、全従業員に春節ボーナス(年終奨金)1.5カ月を支給すると発表した。毎月の報奨金を合わせれば、店員は平均3.1カ月、店長クラスは最高17.6カ月で年収は200万台湾元(約910万円)を超える見通しだ。15日付経済日報などが報じた。

/date/2023/12/15/00wowprime_2.jpg陳・董事長(右)の次女、29歳の陳渝媃・董事(左)が王品集団の忘年会に初めて出席した。後継者にいつ引き継ぐのかと報道陣に問われ陳・董事長は、「今のところ引退する気はない」と答えた(14日=中央社)

 王品集団は同日、5年に1度の大規模忘年会を開催した。百貨店などの8店以外、全店休業とし、各地からバス179台で会場に向かった。台北市の南港展覧館1館の2フロアに1100テーブルを用意し、1万人が参加した。料理人は100人近く、スタッフ420人が対応した。従業員の抽選イベントは、賞金総額1000万元で過去最高となった。忘年会の費用は1億元近い。

 王品集団の今年1〜11月の連結売上高は前年同期比22.40%増の202億3100万元で、過去最高を更新した。台湾の飲食業界で初めて200億元台に乗った。

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 陳・董事長は、5年以内に売上高300億元を達成すると述べた。春節ボーナス支給月数1.5カ月は、飲食・宿泊業の平均0.59カ月を上回る。店舗管理者(店長)の支給月数は最高17.6カ月で、年収は30カ月分近く、200万元を超える見込みだ。

24年も出店継続

 陳・董事長は、24年の内需に不安材料は見当たらず、楽観できると語った。台湾の飲食市場は8000億元規模で、王品集団のシェアは2%に届かず、成長の余地が大きいと述べた。

 陳・董事長は、24年は今年以上に出店する計画で、▽火鍋(鍋料理)、▽焼き肉、▽鉄板焼き、▽韓国料理──の店舗を増やすほか、新たに2〜3つの新ブランドを立ち上げると語った。

 王品集団は1993年に設立した。38の飲食ブランドを展開しており、台湾の直営店は337店、中国は98店。今年は33店の純増だった。

 

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