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シンガポールSTT、威宝電信に出資検討


ニュース 電子 作成日:2008年11月3日_記事番号:T00011315

シンガポールSTT、威宝電信に出資検討

 
 シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスの通信事業持ち株会社、シンガポール・テクノロジーズ・テレメディア(STT)が、台湾の携帯電話キャリアの威宝電信(ビボテレコム)への出資を検討しているもようだ。3日付工商時報が伝えた。
 
 威宝電信の許勝雄董事長は2日、「シンガポールの通信企業とは最も接触が多く、出資可能性が最も高い」と述べた。現在の株価水準からみて、同社への外資による投資上限は20億台湾元(約60億円)前後とみられる。
 
 威宝電信の財務担当者によれば、同社は今月末に40億元の増資を計画しており、増資後の資本金は195億元となる。市場関係者は、STTによる出資が実現すれば、出資比率は10%を超えるとの見方を示した。
 
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 STTはシンガポールでシングテルに次ぐ通信業界2位のスターハブを傘下に置いている。威宝電信をめぐっては、マレーシア、香港、韓国などの企業による出資も取りざたされたが、金融危機の影響で立ち消えとなった。