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中台の携帯、ローミング費用値下げへ


ニュース 電子 作成日:2008年11月4日_記事番号:T00011339

中台の携帯、ローミング費用値下げへ

 
 中国携帯電話キャリア大手の中国移動通信(チャイナ・モバイル)と台湾の中華電信は中台交流の拡大を受け、携帯電話のローミング費用を引き下げる方向で準備を進めている。現在中国から台湾へローミング通話を行う際の料金は1分16台湾元(約48円)だが、これを同6元に通話1回当たり5~10元の手数料を上乗せした額まで引き下げる。実現すれば、ローミング通話料はほぼ半額となる。4日付経済日報が伝えた。
 
 中華電信の陳長栄協理は、「呂学錦董事長の訪中を契機に中国移動とローミング費用の引き下げを検討している。中国でのローミング費用は既に米国より安いが、今後も引き続き引き下げたい」と述べた。料金体系を明確にし、ユーザーが請求に驚くことがないようにも配慮していく。
 
 携帯電話によるインターネット接続料についても、ビジネス需要を踏まえて引き下げる方針だ。
 
 香港の携帯電話キャリアの場合、中国本土と隣接している地理的条件からローミング通話が売上高の15%を占める。これに対し、中華電信の売上高にローミング通話が占める比率は1%にすぎない。中華電信は今後、中国を中心にローミング通話からの増収を図りたい構えだ。