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友達の中国投資、技術範囲の拡大も


ニュース 電子 作成日:2008年11月4日_記事番号:T00011345

友達の中国投資、技術範囲の拡大も

 
 友達光電(AUO)は5日午後、中台公式協議で訪台中の陳雲林・海峡両岸関係協会(海協会)の訪問を受ける予定で、これを機に台湾パネルメーカーに対する中国投資の開放がさらに進むのではないかという観測が出ている。 4日付工商時報などが報じた。

 友達は既に蘇州昆山の龍騰光電と提携し、龍騰にガラス基板のダイシングや液晶注入などの作業工程の委託を行っているが、開放がさらに進んだ場合、龍騰との関係をさらに強化して中国で展開する大型パネル製造の技術範囲を拡大する可能性が高いとみられる。

 経済部によると、中国の電子産業の中でパネルは比較的弱く、昨年、現地パネル産業の再編に失敗して以降、工場設置や買収、技術移転の形を問わず、台湾のパネル業界の投資を希望していたという。テレビ市場として世界最大の中国で、ブラウン管から液晶への世代交代促進が主な狙いとみられている。

 現在のところ、台湾側の投資規制でパネル前工程については、4インチ以下の開放にとどまっているが、中国側は大型の開放を強く希望している。