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作成日：2008年11月4日_記事番号：T00011346
電子業界、直航で数百億元のコストダウン
４日調印された中台公式協議で貨物直航便の就航と海運直航の開始が決まったことで、台湾電子業界の輸送に関するコストは通年で数百億元（１台湾元＝3.0円）の削減が見込まれるという。特に前工程は台湾、後工程モジュール（ＬＣＭ）は中国と分かれているパネル業界が最も恩恵を受けるとみられている。４日付蘋果日報が報じた。
現在、華東と往来する船舶は石垣島を経由し、華南の場合は香港を経由しなければならず、時間も燃料費も余計にかかる上、入出境の手続きコストも必要だ。直航の実現で、こうした余計なコストを節約できるようになれば、在庫日数の大幅削減など、企業の競争力強化に大幅なプラスになる。
これについて、華東と華南に進出している中華映管（ＣＰＴ）は、「現在、第３地の経由で約１週間かかっている。直航で海運に要する時間を削減できれば、輸送費、その他の費用の削減幅は、少なくとも数億元規模になる」と歓迎している。
