携帯電話大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）は６日、10月の売上高が、前月比16.9％増、前年同月比22.42％増の160億3,600万台湾元（約476億6,000万円）となり、単月の売上高で過去最高を記録したと発表した。７日付工商時報が報じた。
１～10月の売上高は1,212億1,800万元で、前年同期比30.81％となった。ＨＴＣは第４四半期の目標売上高を480億元とし、予想出荷台数は100万台としている。
花旗環球証券（シティグループ・グローバル・マーケッツ）は、同社11月の売上高は10月よりさらに10％増加すると予測し、12月も大幅な減少はないとみている。また、11月の出荷は80％が受託生産となる見通しで、このうち検索世界最大手のグーグル主導で開発された新ＯＳ（基本ソフト）「アンドロイド」搭載スマートフォン、「Ｇ１」の出荷台数が60万台、米パームやソニーエリクソン向けの出荷が約20万台となると予測している。
