ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

力晶の10月売上高、域内3位に転落


ニュース 電子 作成日:2008年11月7日_記事番号:T00011444

力晶の10月売上高、域内3位に転落

 
 力晶半導体(PSC)は10月の売上高が前月比31.88%減、前年同期比45.41%減の26億300万台湾元(約77億円)で、過去5年間で最低となった。これまで売上高では1、2位を維持してきた力晶だが、10月は南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)に抜かれ、3位に転落した。7日付経済日報が伝えた。 
 
 力晶の譚仲民スポークスパーソンは、「10月もDRAMスポット価格の下落が止まらなかったこと、および減産による出荷量下落が大幅な売上高減少の原因だ」と語った。また、販売価格がコストを大幅に割り込んでいるため、規模の大きなメーカーほど損失額が大きくなっていると説明した。
 
 譚氏はまた、「今月もウエハー工場の年次保守を前倒しで行うなど減産を続け、供給過剰の解消に努める」という意向を示した。市場の見通しについては、「来年第2四半期には価格が正常な状態に回復する可能性がある」としており、「損失を減らしながら景気回復後に備える」と語った。