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エルピーダ、力晶と資本提携へ


ニュース 電子 作成日:2008年11月7日_記事番号:T00011445

エルピーダ、力晶と資本提携へ

 
 エルピーダメモリは6日、同社と力晶半導体(PSC)のパートナー関係を現在の技術・販売提携から資本提携にまで拡大することを示唆した。また、エルピーダは力晶と合弁で設立した瑞晶電子(レックス・チップ・エレクトロニクス)の株式を力晶から取得し、持ち株比率を50%以上に引き上げ連結子会社化することも検討中だと表明した。7日付工商時報が報じた。
 
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 業界の観測によると、今回の資本提携や瑞晶子会社化は、力晶に対する「資金援助」の意味合いが強く、援助額は数十億台湾元に上るとされる。

 今年に入ってメモリー市況の悪化が厳しさを増し、力晶は第1~3四半期の損失が320億元(約951億円)に上った。さらに製品価格の下落が続いており、同社では資金の流出に直面している。

 力晶の譚仲民スポークスパーソンは、「瑞晶電子株の譲渡比重や価格、力晶増資へのエルピーダの参与などの詳細は、双方で協議中だ」と語った。譚氏によると、瑞晶電子の現段階での資本金は約292億元、力晶とエルピーダの出資比率はそれぞれ約48%で董事・監事席も半分ずつとなっている。