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工作機械輸出が不振、機器公会が中鋼に値下げ要求


ニュース 機械 作成日:2008年11月12日_記事番号:T00011528

工作機械輸出が不振、機器公会が中鋼に値下げ要求

 
 世界的な景気低迷やライバル韓国での大幅なウォン安で台湾メーカーの価格競争力が弱まる中、工作機械の輸出額が3カ月連続で減少している。こうした状況の下、台湾区機器工業同業公会(機器公会)は11日、中国鋼鉄に対し、今月末に発表が予定される来年第1四半期向けの価格を、機械産業の輸出競争力が向上する水準に引き下げるよう求めた。12日付工商時報が報じた。

 機器公会の発表によると、今年1~10月の工作機械輸出額は137億5,400万米ドルだった。前年同期比1~8月が10.8%増、1~9月が9.1%増、1~10月は8.3%増と下降が続いており、通年で5~6%増を確保することも容易ではないと予想される。また、1~10月の工作機械輸出額を台湾元に換算すると4,274億台湾元(約1兆2,700億円)で、前年同期比でわずか2.3%増となる。

 同公会の王正青副総幹事は、世界的な需要の縮小から鋼材価格は大幅な値下げ余地があるが、中国鋼鉄の現在の値下げ幅は機械業者の期待に遠く及ばないと指摘した。